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最近、今さらながら123便のフライトレコーダー記録を聞いた。旅客機パイロットという、高度に訓練された専門職とは言え、あれだけの状況で、よくも最後までパニックに陥らずに通信ができたものだなと思った。あの冷静さはもちろん、旅客機を操縦していた人達の職業意識が極めて高かったことに尽きるのだろうけれど、通信していることそれ自体、あるいは全ての会話が常に記録されているというあの状況は、極限にあって人間を強引に冷静にさせる力があるのではないかとも思えた。

震災当日、原発災害対処のまっただ中で、まず真っ先に放棄されたのが議事録だった、という逸話を想像した。議事録を手放すことと、そこにいる人が冷静さを手放すこととは、たぶん等しい。通信が生きていること、録音されていることは、結局のところ、「空気の力に人を強引に同調させる」こと以外の何者でもないにせよ、録音機をそこに置くだけで、逃げ出しそうな人はそこにとどまり、叫び出しそうな人は冷静になり、アイデア不在の破綻状況にあって、そこで立ち止まって冷静に対処する人が出現する。

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レジデント初期研修用資料